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土嚢は買う物か? | 災害の芽を摘む – saigai.me

土嚢(どのう)とは?

 土嚢の『土』(ど)は土(つち)、『嚢』(のう)は袋(ふくろ)を意味します。

 袋詰めされた土といった意味ですが、実際には麻袋のような柔らかさと頑丈さがある袋に、砂などを詰めて使います。




土嚢の目的

 ここでは防災の話題を扱っているので、この際の土嚢の目的は何かの侵入を妨げる仕事を期待します。

 よく使われるのが浸水対策です。

 玄関など家の一番低いところが最初に浸水しますので、そこを守るようにして並べたりします。
 その前の、門扉に並べることもありますが、隣のお宅から漏れ入る分までは制御できないので、どこに置くかは現場次第です。




バリケード

 戦闘地域ではしばしば、土嚢でバリケードを築く事があります。

 日本でも昭和の学生紛争くらいまでさかのぼらないと公道にバリケードが設けられたことはないかもしれませんが、令和のいまでも世界中で紛争や戦争は起こっています。




公助ならタダ

 『土嚢は買う物か?』という問いに対し、その目的や状況に応じてタダだったり、有償だったりします。

 災害対策として市役所等が土嚢を配布するという場合にはタダで貰える場合があります。

 洪水を未然に防ぐために川や橋に置かれる土嚢も、もちろん市役所などが置いていくので、市民が直接費用負担することはありません。

 当然ながら市役所が置けば市民の税金が使われることになりますので、災害が起きて人命や財産を失うよりも、未然に税を投じて土嚢を積むべきと判断されたときに公助として土嚢が手当されます。




ギリギリ、競争も

 ある日、豪雨の予想が出ていました。

 その時点で市役所に問い合わせても土嚢は配られませんでした。

 警報が出るかもしれないとなったときに、ようやく土嚢を配る準備をするということでした。

 そして降雨が始まってから、土嚢を詰める作業が始まり、大雨の中で配布が始まりました。

 まだ洪水になっていないから効果があるとは言われましたが、ずぶ濡れになりながら土嚢を受け取り、水がしたたる土嚢を車に積むということになりますので、このときはタダとはいえ、遠慮しました。

 もちろん、川沿いに住む住民が多く押し寄せて車は渋滞、土嚢を受け取るにもい時間がかかり、雨脚は強くなる一方です。




ホームセンターで買える

 土嚢はホームセンターで買えます。

 価格は1袋(たい)200~300円くらいです。

 安く売っているなと思うとグラム数が少ないので、結局は1kgあたりの値段はだいたい同じです。

 下図はホームセンターで売っている袋入の砂と、土嚢入りの砂です。

 乗用車で買いに行くときはビニル袋入りの方を買っていますが、トラックを借りるときは土嚢入りを買う事が多いです。




バイクでも3~4袋なら運搬可

 下図は筆者が乗っている125ccのスクーターです。

 2人乗りなので、1人で土嚢を買いに行けば、もう1人分の積載量までは載せられる計算になります。

 3袋で約75kg、成人男性1人分くらいの計算です。

 この運搬方法が良いのか悪いのかわかりませんが、いまから災害が来るので準備しているという非常事態ですので、細かいことは考えている余裕はありません。

 バイクへの積載は可能か不可能かを試しただけですので、実際にはホームセンターでトラックを借りて、大量に買ってきています。

 下図のように大量に買った感じでも5千円でおつりが来るので、家を守ることを考えれば安いかなと思います。
 床下浸水するだけで数万円の消毒費用がかかりますし、もし柱や根太に浸水すると、リフォーム費用は150万円くらいはかかると思います。




土嚢は長持ちしない

 砂は10年放置しても砂のままですが、土嚢の袋はすぐに劣化します。

 特に、砂を売るためにとりあえず入れているだけの袋は数か月でボロボロになってしまいます。

 もし長期間保存するのであれば本格的な麻袋にするとか、砂は砂で山盛りにして置いておき、災害の準備をするときに袋詰めする方が無難だと思います。

 私宅でも、土嚢の袋が破れて砂をバラまいてしまったことは幾度かあります。




結論として

 結論としては、災害が差し迫っていて、市役所等が土嚢を配っていればタダで手に入ります。

 しかしながら、災害と認められ、必要だと判断されないと配られません。

 そして、配る際には欲しがる人もたくさん出てきますので、競争になります。

 確実に家を守りたければ、土嚢は買った方が良いと思います。